北京で簡単に行ける世界遺産、中国祭祀施設「天壇」が素晴らしかった

北京市内から簡単に行け、所用1〜2時間程度で観光できる世界遺産「天壇」へ行ってきました
天壇は明、清時代の皇帝が五穀豊穣を願って祭祀を行なった場所であり、現存する祭祀の中では中国最大級で、1998年に世界遺産に登録されました
天壇までの行き方
地下鉄5号線から「天壇東門」下車、徒歩で東天門へ
その他の門からはバスでの移動が必要であるため、地下鉄の駅がある天壇東門駅から徒歩のコースがおすすめ
天壇は総面積273万㎡あり、広大な面積を誇る緑豊かな公園に中に位置しています
天壇東門駅から東天門を通り抜けると公園と祈年殿と圜丘へ通じる通路を歩きます
天壇では自然が残る公園でもあることから、少し涼しく感じます
それでも中国は暑く、地元民は通路の日陰で休んでいました
しばらく道なりに歩くと分岐点があり北側へ進むと祈年殿があります
祈年門を通ると目の前に3層の瑠璃瓦屋根をもつ「祈年殿」が見えてきます
祈年殿は大理石でできた3層の基壇の上に建てられ全長は38mもありその姿は壮大です
祈年殿の内部には皇帝の玉座が安置されており見学できます
人混みのせいか、うまく写真がとれませんでした・・・
祈年殿を後にし南に向かうと圜丘(かんきゅう)が見えてきます
天壇では南の皇穹宇(こうきゅうう)、圜丘と北の祈年殿が南北一列に並んで建設され、北側を高く設計することで天地の世界を表現しているそう
圜丘の北に位置する皇穹宇(こうきゅうう)は鮮やかな青色の瑠璃瓦と美しい曲線を描く屋根を持つ建造物です
皇穹宇(こうきゅうう)の建物を囲む塀は「回音壁」と呼ばれ、壁に向かって囁くと音が壁に沿って反響し対極の場所にいる人へその音が伝わるそう
やってみたけど、人が多くて聞こえなかった・・・
皇穹宇(こうきゅうう)を出てさらに南に向かうと圜丘がみえてくる
圜丘は白い石が3層に積まれた建造物であり、建物はありません
皇帝が毎年冬至の日にこの圜丘に登り、天帝にその年の報告を行った場所
故宮の九龍壁同様、中国古代から伝わる最大の陽数9の倍数が多く使われ、階段や手すりの数は全て9の倍数個になっています
圜丘から南門へ向かい大きな門をくぐると
祈年殿、圜丘、皇穹宇と北から南に向かって伸びる一直線のラインをみることができます
このライン上に乗って記念撮影するのが恒例です
天壇は市内でも比較的短時間で観光ができる世界遺産!
半日コースの故宮や頤和園の比べると楽ですのでぜひ観光してみては如何でしょうか?
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